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伊ヶ谷地区海上より見る三宅島
伊ヶ谷地区海上より見る三宅島 撮影2003年4月10日三宅支庁提供
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都庁職新聞
 
中堅ベテランも一定の賃上げ
5年連続で例月給・特別給の引上げ
会計年度任用職員に新しい報酬検討

 

 10月16日、東京都人事委員会は、「職員の給与に関する報告と勧告」を行いました。勧告は、例月給を全級全号給引上げましたが、職級によりメリハリをつけた改定としました。中高齢層職員についても、一定の引上げ改定となりました。特別給は0・10月引上げし、期末手当と勤勉手当で均等に配分しました。また、再任用職員の例月給は、近年に比べ大幅な引き上げとなりましたが、特別給の常勤職員との格差は是正されていません。
 この勧告は、例月給・特別給ともに5年連続の引上げ改定ですが、物価高騰に見合った大幅賃上げを求めてきた多くの組合員の期待に満足に応えるものではなく、組合員と家族の生活を支える賃金の抜本的な改善に繋がるものにはなっていません。

 

再任用職員に10・1%の賃上げ

 10月16日、東京都人事委員会は、都議会議長及び都知事に対して、職員の給与に関する報告と勧告及び人事制度及び勤務環境等に関する報告(意見)を行いました。
 例月給は、全級全号給について平均3・5%の引上げ改定ですが、管理職については昨年に引き続き、全号給を平均改定率以上に引き上げています。また、一定の号給まで平均改定率を超える引上げを行っているため、行(一)1級から3級の高位号給が割を食う形で、平均改定率を下回る引上げ改定となって賃金カーブのフラット化が進んでいます。昇格しなければ昇給が抑制される職務給の考え方への偏重が強まっています。こうした内容は、人材確保・中堅ベテラン職員のモチベーション維持の観点から見て大問題です。
 再任用職員の例月給は、1級から4級まで10・1%の大幅な引上げ改定となりました。今回の再任用職員の改定率は、労働組合の要請を一定応える内容ではありますが、抜本的な処遇改善とはなっていません。
 特別給については、年間支給月数を0・10月分引上げて、5・00月としました。また、再任用職員については、年間支給月数を0・05月分引上げて、2・65月としました。特別給の引上げは、期末手当と勤勉手当で均等に配分するとしています。しかし、再任用職員の水準の改善には言及が無く、非常に不満な内容です。
 職員の給与に関する報告(意見)では、福祉人材及び技術人材の給料の調整額の検討、転居に関する手当の新設の検討、会計年度任用職員の扶養手当と住居手当に相当する報酬の支給の検討などについての言及がされました。
 昇給制度では、職務給の更なる進展、職務・職責の給与への反映の徹底するための給与表や昇給制度等の見直し、人材獲得の競争力を高める給与制度の改善に言及。今後も、職責・能力・業績主義の一層の拡大を進めようとしています。
 人事委員会勧告等は、例月給・特別給ともに5年連続の引上げ改定ですが、全組合員の大幅賃上げへの期待に十分に応えるものではなく、到底満足できる内容にはなっていません。
 都労連は、10月19日に団体交渉を行い、同日に第二波総決起集会を実施し、秋季闘争を本格的に開始しました。全職員の賃金・労働条件の抜本的改善を求め、都庁職は全力で闘っていきます。

 

2026年東京都人事委員会勧告の主な内容


例月給
・公民較差(14、209円、3・30%)解消のため、給料表を職級によりメリハリをつけた上で全級全号給引上げ改定
・給料表全体の平均改定率3・5%
・管理職について、全号給の平均改定率以上の引上げ
・中堅層職員について、一定号給まで平均改定率を超える引上げ
・人材確保の観点から、初任給を全ての区分で引上げ
・再任用職員の基準給料月額については、原則、近年の改定の考え方による改定率を上回る引上げ

特別給(賞与)
・年間支給月数を0・10月分(4・90月→5・00月)引上げ
・引上げは期末手当及び勤勉手当で実施
・再任用職員は0・05月分(2・60月→2・65月)

初任給調整手当
・医師の処遇確保の観点から支給限度額を338、300円に引上げ

人材確保・定着に資する処遇の改善
(1)福祉人材及び技術人材の給料の調整額
(2)教育職員等に係る給料の調整額
(3)第二種初任給調整手当

その他の手当等について
(1)転居に関する手当
(2)会計年度任用職員の報酬

今後の課題
(1)職務給の更なる進展等
(2)国の新たな給与体系検討を踏まえた対応
(3)定年の段階的引上げを見据えた給与制度の検討

人事制度及び勤務環境等に関する報告(意見)
(1)人材の確保・育成に向けた取組
(2)誰もが活躍できる環境づくり
(3)働き方改革と勤務環境の整備
(4)公務の適正な遂行及び都民の信頼の確保

 

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